プロ大学生の苦悶日記

来年大学に入って6年目になるプロが様々な味わってきた苦悶・溜飲を吐き出す場所

人生迷いすぎて目を二重にした

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人生ちっともモテナイから目を二重に整形した。

ちなみにおれはくっきり一重の男だ。

 

正直整形することに関しては全く怖くなかった。

これでおれがモテるようになるのならもはや手術ごときでびびっている場合ではない。

おれの人生がかかっているのだから。

 

最初は興味本位で湘南美容外科にいってみた。

ほんとにどれくらい費用かかるかとか、どんな感じなんだろうと思って本気で手術を受ける気はなかった。

 

費用はおもったよりおそろしく高く、客は女性ばかりだった。

ちなみに男で美容整形を受ける人は全体の20%くらいらしい。

 

それが2ヶ月前くらいのことだ。

それから随分たったが一向に彼女ができない。

なんでこんな思いを俺はしているのか。

2回目の相談に行った。初回はびびりっぱなしだったが、2回目となれば結構まじだ。

相談で、まだ迷っていますと言ったらすごい美人のお姉さんに顔はほりも濃いし、二重にしたらすごくかっこよくなりますよ♪なんて言われた。

さらにクリスマス記念でお友達だけにプレゼントする1万円安くなるチケットももらえたではないか!

なんてこった。

 

僕は随分迷ってから20万円する腫れがあまりでないタイプのコースを選んだ。

意外と気持ちが落ち着いていた。

 

それから1ヶ月経ち実際の施術日になった。

もうこれでくっきり一重のとんでも人生からおさらばや!

ちょっとは顔がましになるといいな!など、心は様々な思念が溢れた。

 

そして実際の施術。

30分くらいで終わった。

意外と早かった。

めちゃめちゃ目が痛くなった。

左目が内出血した。

しかし腫れ事態はほぼ出ず、手術をほんとうにしたのか!?というくらいきれいだった。

 

しかしここで予想外なことがただひとつあった。

おれ全然二重似合わんやん!!!!!!!

事前にこうなりますよーという感じで二重にしたバージョンを鏡で見せてもらっていたが全然ちがくね!?!?

奥二重にしてもらったが、もう目が以前より3倍くらいになってそこらへんの少女マンガのキャラクターになってしまっていた。

もしくは歌舞伎町No.1のローランドの目みたいになってしまった。

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もうね。ひと目見て自然界の目ではないことがわかるのよ。

「あ、こいつやってんな」って一瞬でだれでもわかる漫画アイ。

もう外を歩けなくなってしまった。

おれの顔を見る人みんなが「あ、こいつやってんな」って思ってるんじゃないかって疑心暗鬼になってしまった。

もうまともにコンビニで買い物もできない。

 

おそらく人工的に二重にして似合う男は目が横長の人だけなのだ。

女性はもともとアイプチなどで二重にしていたから自分がもっとも二重が似合うラインを知っている可能性が高い。

しかし男はアイプチなどあまりやらない人が多い。

おれも全然やったことがなかった。

いろんなものを通り越した結果、整形に至ってしまったのだ。

 

そして目が縦にながくなってしまった。

いや眼力はすごくなったよ?すげえぎらぎらしたけど、人の目じゃなくなってしまったから、もう怖いしか感想がでない。

 

俺はすぐに糸をとって一重に戻して欲しいとクリニックに電話した。

そしたら一ヶ月が様子を見ろと抜かしてきた。

そんなに待ったら正月に田舎に帰省した時に家族に化物!と恐れられてしまう。

 

仕方なく別のクリニックで10万を払い糸をとってもらった。

結果的に、一重から一重へ。30万の異世界体験をした。

 

正直、ラインを変更すればもっとましになったかもしれないし、周りはあんまりきづかなかったかもしれない。

 

ただやはり整形したという事実が俺の心を蝕んだ。

耐えられなかった。

やはりあの気持ち、別世界の人間になったような気持ちはやった人にしかわからない。

 

色々な世界がこの世にはある。

ただあの世界にはもう二度と足を踏み入れたくないと思った。